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予言と預言

予言と預言

「よげん」には二つの字がある。日本で使われているのは多くの場合『予言』の方で、これは知っての通り未来の出来事について予(あらかじ)め述べることであり、またはその述べた言葉を指す。これに対して『預言』はキリスト教やイスラム教で多く使われ、神から預(あず)かること、またはその預かった言葉を指す。

旧約聖書を読むと何人もの預言者が出てくるが、彼らの多くは預言者になることを望んでいなかった様子が窺える。何故なら預言者に選ばれることは、単に神から言葉を預かるだけにととまらないことを知っていたからだ。彼らは預かった言葉を民衆に伝えなければならなかったのだ。民衆が神の御心から離反していれば、言葉を伝えることによって迫害を受けるかも知れず、また預言の内容が政治上の支配者の意にそぐわなければ、その手の者によって捕えられるかも知れないからだ。とはいえ彼らが預言者になることを固辞したとしても、彼らの神は決して許しはしなかった。それは神が自らの全能によってその者を選んだからであって、全能による決定は当然絶対だったからだ。

イメージこのように『預言』は現在の日本人が考える霊的能力または超能力によって言葉を得るのとはかなり様相が違う。ただし幻視に関しては、今の予言者と似たところがないわけではない。預言者の中にはたびたび幻視に見舞われ、この世のものとは思えない奇怪な幻想を見たり、恐ろしい災いが降りかかってくるのを見たり、黙示録では人類が滅びた後に天から新しいイスラエルが降りてくるのを見たりしている。これらは今風の、過去世を見たり未来世を見たりするのとは違うが、映像を見るという点では一致している。ただしそれにしても、預言者は自ら意識的に見ることはなかった。現代のお金を取って個人の過去世や未来世を見る者が、特定の時間や場所を意識的に見るのとはかなり異なっている。

もうひとつ言っておかなければならないのは、神かどうかは分からないがとにかく言葉が下って『こう人々に述べ伝えよ』と言われた場合は一応預言だと言えるだろうが、直接『こうせよ』と言われた場合は果たして預言と言えるのかどうか疑問だ。ジャンヌ・ダルクが『オルレアンの包囲を破ってフランスを救え』と言われたり、マザー・テレサが『世の中の貧しい人の中でも、最も貧しい人を助けなさい』と言われたり、またノアが『方舟を造れ』と言われたりしたのは、どれも一方的な命令のように思われる。果たしてこれらは預言と解釈していのかどうか疑問だ。

しかしここでは予言と預言の内容を明確にするのが目的ではないので、話はここまでにする。一応の目安として『予言』は未来の出来事を予め述べることであり、『預言』は神から授かった言葉を人々に伝えることだと考えておいていただきたい。


主な予言の一覧

ユダヤ教 
カバラ: トーラー《モーゼ五書又は旧約聖書》を秘教的に解釈した神秘学

聖書関係 
旧約聖書: イザヤ書、エレミヤ書、エゼキエル書、ダニエル書
新約聖書: 小黙示録(イエスが直接弟子に語ったもの)、ヨハネの黙示録
死海写本: 戦いの書、感謝の詩篇、奥儀の書など
外典・偽典・禁断書: エズラ記、バルク書、エノク第一書、エノク第二書、シビュラの信託
グノーシス派: マニ教(ゾロアスター教にキリスト教的要素を取り入れたグノーシス宗教)

モルモン教
モルモン書、教義と聖約、高価な真珠

聖母予言: ファテイマの予言など多数

聖マラキ: 教皇の予言(165代目ケレステイヌス二世から112人を予言、現在は111人目のベネディクト16世)

イスラム教関係
コーラン(神がガブリエルを通じてムハマンドに与えた言葉)
ハデイース(ムハマンドの言行の伝承)

仏教関係
弥勒信仰: 弥勒下生成仏経、観弥勒上生兜率天経、弥勒大成仏経(56憶7000万年後に下生)
日蓮上人: 立正安国論など(蒙古襲来を予言したことは有名)

マヤ・アステカ: 「テレクトノンの予言」、パカル・ヴォタンの「予言を語る石」など
*5126年の中期暦の終りが西暦2012年にあたる(2013年アルクトウルスの統制)
*三次元意識が四次元意識へと拡大される  
         
ホピ: 語り部の言葉(有名なのは長老ダン・カチョンバの「生命の始まりの日から浄化の日まで」)
*「ホピの書」はアメリカ人(白人)フランク・ウオーターズの著作

エドガー・ケーシー: リーデイング

ノストラダムス: 諸世紀

ブラヴァッキー女史「神智学協会」→シュタイナー「人智学協会」

シルバー・バーチ(モーリス・バーバネル氏): シルバー・バーチ霊言集

モーゼス: モーゼス霊訓(古代霊との交信記録)

ホワイト・イーグル(グレース・クック女史): ホワイト・イーグル霊言集

ブラック・エルク(=オグララ・スー族): (ジョン・ナイハルト著)ブラック・エルクは語る

出口なお: 大本神諭→ 出口王仁三郎:霊界物語→ 岡本天明: ひふみ神示(=日月神示)

三雲龍三(元大本教職員): 竜宮神示

辻天水(元大本教信徒): 天言鏡


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