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概観

話を始める前に古代文明と超古代文明の違いについて一言触れておこう。古代文明は世界中にその遺跡がいくつもある。我々が学校で習った代表的な四大文明(黄河、インダス、メソポタミア、エジプトの各文明)に加え、今ではプレ・インカ文明や長江(揚子江)周辺の文明、アマゾン南部の大湿地帯に分布した文明など、次々にこれまで知られなかった高度な文明が見つかっている。これらの発見から、古代文明は大河の周辺に発達するものだという、それまでの学界の定説が覆されつつある。

一方超古代文明はそれらの古代文明より以前に存在したものを指している。アトランテイスやムー、レムリアなどだ。この他にパシフィス大陸、琉球古陸、メガラニカなどもあるが、まだ本格的な調査はされておらず、真偽を云々する段階ではない。

さて古代ギリシアの時代から現代まで、超古代文明に関する記述や伝承は数多くあり、それらに関する書物も多く出版されている。しかしそのほとんどは場所の推定などは違うものの、書物の売上を見込んでか肯定的な内容のものが多く、否定的なものは極めて少ない。人類の遠い過去に関する事柄は不確かなだけにロマンがあり、多くのファンを魅了しているが、一方で考古学者や歴史学者はこれについては何も語ろうとしていない。

実のところ、これまで話題になってきた超古代文明については決定的な証拠は残念ながらどの文明に関しても見つかっていない。もちろん一つでも見つかっていれば人類史は大きく書き換えられている筈だし、進化論、社会学、人類学、社会心理学など、関連する分野の学問もすべて根底から見直されている筈だ。当然世界中の学校の教科書も書き換えられていなければならない。したがってその影響は甚大なものになったと思われる。超古代文明肯定派の人たちの中には、学者たちがそれらに目を向けようとしないのは、こうした様々な書き換え・変更といった深刻な問題が発生するためだと言う人もいる。

超古代文明の中で最も有名なのがアトランテイス文明だ。これはかの古代ギリシアの哲学者プラトンがその著書の中で触れているものだ。近代の西洋ルネッサンス思想が古代ギリシア思想を手本にして始まったこともあり、プラトンは古代ギリシアの思想家たちの中でも代表格であるため、近世以降の主流の学者たちはこのアトランテイスに関してだけは完全に無視できないでいる。したがって往々にして怪しげな視線を向けられる他の超古代文明とは違い、アトランテイス文明だけは特別の位置にあると言えるだろう。


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