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2.水に関するデータ

「水は貴重だ」とよく言われるが、これを示すデータがある。地球に存在する水はその97.2%が海水、氷河が2.15%、地下水が0.62%、淡水(湖など)が0.009%、そして我々が日常使っている河川水は0.0001%に過ぎない。我々の利用できる水がいかに少ないかが分かるだろう。

太陽系全体を見ても、水はほとんどが岩石に含まれる水分か、氷か水蒸気の状態で、液体としての水はほとんどない。可能性があると言われているのは、木星の衛星エウロパの内部に液体の海があるらしいということくらいだ。

Wikipediaによると、世界の水の使用量は1995年の時点で年間約3兆5,700億m³だったという。このうち農業用水が約2兆5,030億m³で約7割を占める。その次が工業用水で約7,150億m³、生活用水は約3,540億m³だったと推定されている。水の使用量は1950年から1995年に2.6倍になったとされる。尚、2025年には30億人以上人々が水の質と量の限界(水ストレス)に直面すると予想されている。これとは別に、ヒマラヤ山脈から供給される水の恩恵に与かっている人口はこれもまた30億人と言われ、温暖化の進行でヒマラヤの氷河が消滅すると、その周辺の国々の間で水戦争が起こるだろうと言われている。

2.水に関するデータまた家庭での水の使用量は、発展途上国では1日一人あたり数リットルという国もある一方で、先進国では1日一人あたり数百リットルという国もあり、その差は極端だ。日本の家庭の使用量は他の先進諸国と同様、最も高い部類に属している。日本で一人1日あたりの使用料は242リットル( 2005年現在)だという。2002年の東京水道局の調べでは家庭での水の使用量のうち、トイレでの使用量が28%、風呂が24%、炊事が23%、洗濯が17%となっている。

家庭で使われる水に関するこれらの数字は、50年前の生活から考えれば何か異様な感じがする。トイレは以前と較べて清潔にはなったが、家庭で使われる水で一番多いのがトイレというのを見ると、これでいいのかという気持ちにもなる。また清潔好きな日本人の中には毎日風呂に入る人がいるが、これも少し異常な気がする。余談になるが、平安時代には風呂に入るのは半年に一回くらいだったという資料を読んだことがある。銭湯が一般に普及したのは時代がはるかに下った江戸時代中期からで、それも『垢すり』が主流で、湯船につかるのは、あまり衛生的とは言えないこともあって、好まれなかったという。

昨今では石鹸やシャンプー、リンスなどを使って毎日のように洗うので、皮膚から大量の化学成分が身体に入り込み、アトピーや皮膚病、内臓の癌や心臓病などの原因になっているとも言われている。表面は清潔で健康そうに見えるが、身体の中は病の原因となる経皮毒で満たされるということになっているらしい。現代の表面だけを繕う文化を象徴しているかのようだ。


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