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結論

アメリカ大陸には古代、オーストラリアから航海または漂流の末に辿りついた人々(ニグロイド)がいた。そしてアジア側からベーリング海峡を渡って来た人々(イロコイ族など)がおり、東からは大西洋を越えてユカタン半島に辿りついた人々(アトランテイス人またはマヤ人)がおり、太平洋に沈んだ大陸または島からは舟でやって来た人々(ムー人またはホピ族)がいた。これらが事実だとすれば、アメリカ大陸には様々な方角から色々な人がやって来ていたことになる。人口が増えるにつれ、彼らの間で多少のいざこざや争いがあったかもしれないが、歴史的観点から見れば彼らはおおむね平和に暮らしていたと言える。

しかし時代が下ったある時、この地で暮らしていた全ての人々に大惨事が襲った。それは西暦1500年代。突然やって来た白人たちによって、アメリカ大陸にあった国々はたちまち滅ぼされ、銃によって数えきれない無辜(むこ)の民が殺されたのだ。また白人たちが持ち込んだ風邪や様々な病気によって、それ以上の多くの人々が死ぬ羽目となった。一説では人々の人口は十分の一以下に激減したと言われ、風邪や伝染病などによって4000万人以上が死んだとも言われている。

現在北アメリカ大陸は白人が支配し、我が物顔に森林を伐採して草原に変え、牛を放牧し、膨大な地下水を汲み上げてプランテーションに撒き、飛行機で空から毒(=農薬)を撒き、ホピの居住地から掘り出したウランで原爆を造って日本に落としただけでなく、さらに地球上の生命を50回も100回も滅ぼせるだけの核爆弾を造っている。ソビエト連邦が解体して以来、アメリカ合衆国は名実ともに世界の支配者として振る舞ってきた。

現在の世界の状況を見て、地球が何か変だと感じている人は少なくないはずだ。巨大サイクロン、大型台風、異常な降雪、異常な降雨、経験したことのない熱波や寒波、火山の爆発、地震と津波。これらは単なる気候の異変や地殻の変動ではなく、地球の怒りではないかと思えてくる。自分のことばかり考え、目先の欲を追い求め、虚しい愛を囁き、権利ばかりを主張し、何か絶対的なものに縋(すが)ろうと権力やお金や名声を渇望し、それが得られなければ自暴自棄になったり自己崩壊したりする。これが今の世の中の多くの人々の姿だろう。この『変』な兆候全体を冷静に見れば、それが地球自身の断末魔であり、人類の末期的症状であると言えるのではないだろうか。

ホピの言う第四の世界は、彼らの伝える様々な兆候によって、その終わりの時が今であることを示している。終わりの時とは、古文書では突然やって来る一瞬のことではなく、一定の期間を意味している。従って終わりの時はこれから来るのでもなく、もう来たのでもない。今来ているのだと思う。

しかしそれは単純に終末に向かって転げ落ちて行くだけの期間ではないだろう。その中には新しい時代の萌芽が脈動し始めているに違いない。何故ならそれがなければ新しい時代にはなり得なからだ。その萌芽はすでに人々の内部で起こっていて、今や行動に移されるのを待っているのかも知れない。ホピの予言だけではなく、様々な古文書も新しい世界の到来が近いことを指し示している。しかしそれはこれまでのように、自分には関わりないことと腕組みして見ていられるような他人ごとでは終わらないだろう。何故ならその変化は全世界に及ぶものであり、誰もその変化の大波から逃れることはできないからだ。

新世界は単純に向こうからやって来るのではない。それは我々が何をするかにかかっている。何故なら新しい世界の萌芽を育てるのも摘み取るのも我々自身であり、新世界の実現に向けて行動を起こすことができるのも、我々一人一人をおいて他にはないからだ。

<アメリカ先住民に関する問題の項 終わり>


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